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2009年7月

「ほえる犬は噛まない / BARKING DOGS NEVER BITE」

2000

new 2000年・韓国(コメディ)・113分
お薦め度: ★★★★happy01

監督: ポン・ジュノ
出演: ペ・ドゥナ (ヒョンナム)  イ・ソンジェ (ユンジュ)  コ・スヒ (チャンミ)  キム・ホジョン (ウンシル)  キム・ジング (ツバ吐きばあさん)  ピョン・ヒボン (ピョン警備員) キム・レハ (浮浪者)

 久しぶりに、ペ・ドュナ主演の映画を見ました。やっぱり「リンダ・リンダ・リンダ」の印象が一番強烈でしたね。

_2【解説】 とある高層マンションを舞台に、連続小犬失踪事件をめぐって繰り広げられる騒動を描いた異色コメディ。事件を通して浮かび上がる普通の人々の奇妙な側面を、誇張や漫画的表現を織り交ぜテンポ良くユーモラスに綴る。冒頭に「本映画に登場する犬は、医療専門家の立ち会いのもとで、安全に管理されています」とテロップが流れる。その意味は、すぐに判明するのだが……。監督は本作で劇場映画デビューとなる新鋭ポン・ジュノ。主演は韓国の人気TVタレント、ぺ・ドゥナと「アタック・ザ・ガス・ステーション!」のイ・ソンジェ。

Photo【ものがたり】 中流家庭の住む閑静な高層マンション。うだつの上がらない大学の非常勤講師ユンジュ(イ・ソンジェ)は、出産間近の妻ウンシル(キム・ホジョン)に養われながら教授を目指している。(韓国でも、分別ごみを徹底させているのですね!)

 だが最近、飼うことを禁止されているはずの犬の鳴き声がマンション内に響き渡り、なかなか出世できない彼をイラつかせていた。そしてある時、彼はたまたま犬を見つけると地下室に閉じこめてしまう。一方、マンションの管理Photo_4 事務所で働くヒョンナム(ペ・ドゥナ)は、平凡で退屈な毎日を送っていた。そんな時、団地に住む少女の愛犬ピンドリがいなくなったと知り、正義感を燃やしてビラ貼りを手伝い始めるのだった……。

 失踪した犬は、声帯手術のために声が出ない犬だったのだが、ユンジュが気がついた時には既に遅く、地下室でピョン警備員の腹の中に……。

Photo_5 そのうち、同じマンションに住み、屋上で切り干し大根を干していた老女の愛犬も、散歩中に失踪した。最初の犬は、地下室に閉じ込めただけだったが、二匹目は屋上から投げ捨てた所を、たまたまヒョンナムと友人のチャンミ(コ・スヒ)が隣の棟の屋上で休憩していた時、双眼鏡を覗いていたヒョンナムに発見されてしまった。赤い帽子と赤いニットシャツの男を追うヒョンナム、マンションの廊下を追いかけ回した挙げ句、偶然開いたドアにぶつかってしまい、追跡は断念されてしまった。

Photo_2  ある日、ウンシルが犬を連れて帰宅した。マンションで飼うことに反対するユンジュ、しかしウンシルは、「スンジャ」と名前を付けて可愛がっている。家でブラブラしているユンジュに「散歩させてよ!」と言われたユンジュは、散歩中に妻の愛犬スンジャを見失ってしまった。夜になって一人で帰宅すると、妻のウンシルは犬がいなくなった事に腹を立て、「私の退職金で買った犬なのよ! 出産間近の女がリストラされないと思っていたの!」と、日頃の鬱憤を爆発させてしまった。

Photo_3 それからの彼は、チャンミの店で犬探しのビラをコピーし、町中に貼って歩くのであった。ヒョンナムはそんな彼を手伝うが、ポケベルで管理事務所に呼び戻された彼女は、上司に叱責され、解雇されてしまった。

 偶然、マンションの屋上に昇ったとき、目の前に繋がれたスンジャが料理される寸前だった。浮浪者風の男は今まさにスンジャを串刺しにするところだったのだ。スンジャを助け出したヒョンナムBig は、男から逃げる……。あわや、という時にチャンミが男をKO!して、救ってくれた。犬も戻って、「めでたし、めでたし」のユンジュ夫婦、ユンジュは学長宅へ教授昇格への根回しに出かけて行く。学長に飲まされ、ベロベロになったユンジュは、道ばたでヒョンナムに出会った。ユンジュはヒョンナムの前を走り、「こんな光景、前に見なかったか?」と言い出す。自分が犬を屋上から投げ捨てた犯人だ、と告白するのだった……。 

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「ラブ・ザ・ドッグ -犬依存症の女- / YEAR OF THE DOG」

2007new2007年・アメリカ(ドラマ)・101分
お薦め度: ★★★★☆ happy01

監督: マイク・ホワイト
出演: モリー・シャノン ジョン・C・ライリー ローラ・ダーン レジーナ・キング  ピーター・サースガード  トーマス・マッカーシー  ジョシュ・パイス  エイミー・シュラゲル  ゾーイ・シュラゲル  ライザ・ウェイル

 本日、ご紹介する作品は「犬依存症の女」と邦題のついた作品で、劇場未公開。スターチャンネルで放映された面白いドラマです。犬好きなお騒が独身中年女性が繰り広げるちょっと変わった作品だと思います。

【解説】 愛犬家の独身中年女性が、やがて異常な動物愛護精神に目覚めて暴走していく姿を描いたブラック・コメディ。監督は『スクール・オブ・ロック』の俳優で同作品の脚本家でもあるマイク・ホワイト。出演は『25年目のキス』のモリー・シャノン、『シカゴ』のジョン・C・ライリー、『ジュラシック・パーク』のローラ・ダーン。ビデオ未発売作品。

Peter_sarsgaard_newtJohn_c_reilly_al 【ものがたり】 ペギー(モリー・シャノン)は40代の独身女性で、心の拠り所は飼い犬のペンシル。彼女はペンシルだけに愛を注ぎ、満ち足りた生活を送っていた。しかしある日、隣に住む男アル(ジョン・C・ライリー)の家の庭で、愛しの飼い犬ペンシルが毒物死したことから、彼女の生活は一変する。ペギーはポッカリ空いた心の穴を埋めるためにアルとデートしたり、新しい事にチャレンジするのだが、その穴は簡単には埋まらない。そんな中、ペギーは動物保護センターで働くニュート(ピーター・サースガード)と出会い、彼にひかれていく。やがて、ニュートの動物保護に影響されたペギーはあらゆる動物を愛するようになり、ついには菜食主義者に。しかし、ニュートは禁欲主義者でペギーは拒絶されてしまう。このことをきっかけに、ペギーの動物保護の精神は暴走を始める。

Web

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「神様は太陽のあたたかさ / What If God Were the Sun?」

2007_2new 2007年・アメリカ(TVM)・ドラマ・89分
お薦め度: ★★★★★ weep
監督: スティーヴン・トルキン
出演: レイシー・シャーベル ジーナ・ローランズ他

 今回、ご紹介する「神様は太陽のあたたかさ」というテレビ用劇映画で、とってもハートフルな作品。

【解説】  2007年5月にアメリカ Lifetime チャンネルで放映されたテレビ映画。海外の優れたテレビ映画、特にHBOなどを観られるのもWOWOWやFOXライフの良いところです。

_2_2Photo_2【ものがたり】 超多忙なERで働く看護師ジェイミー(レイシー)。ある日呼吸困難で運ばれてきた老夫人を観ているとき、偶然隣のストレッチャーに銃弾を浴びた警官である父が心肺停止状態で運ばれてきた。自分がもっと早く父に気が付いていれば助けてやれたのに、と自分を責めるジェイミー。彼女と父の間には離婚した母のことで確執があり、「父を許さない」と、喧嘩したままであり、そのまま父と別れなければならなかったことも後悔していた。心荒んで、婚約者の弁護士とも上手くいかなくなっているいるジェイミーに親友で上司の看護師長は、仕事が楽な介護センターに行くように命じる。

E0040938_091196  そこで出会ったのが、末期肺ガン患者のローゼンブルーム夫人だった。彼女も長女との確執を持ちつつ、しかし神様を信じ、ジェイミーにはただのわがままな年寄りとしか見えなかったのだが、町の人の話を聞くと、彼女こそ太陽のような存在だ、ということが判った。

_3_4  病院のピアノのふたに鍵が掛けられていて、好きなモーツアルトも弾けないと、ローゼンブルーム夫人は勝手に退院、目の前で息を引き取った老婦人の息子に、「どうして側を離れたの!どこへ行ってたの!」と詰ってしまったジェイミー。取り乱してしまったジェイミーを、しばらくの間休職するように上司は命じる。そしてローゼンブルーム夫人がジェイミーを個人的に雇うのだった。夫人の長女は、オペラ歌手を目指していたが本人の希望で会計士をしている。長女は妊娠していて、母親に長生きして貰いたいのだが、婦人のわがままに、手を焼いていた。しかし、長女の母を思う気持ちは、決して母のためだけではなく、長女自身の満足のためだった(本人は気が付いていないのだが)。

_5_2E0040938_094570  病状が進行するまえに、家でパーティーを開催する、というアイゼンブルーム夫人の希望で、ジェイミーは準備を始めるのだったが、当日家に入ると、なんと長女がすでに料理の支度を始めていた。そして、母のピアノで歌を歌って、招待客を喜ばせたのだ。多くのお客が喜んでくれている様子を見て、笑顔の夫人。思いを遂げて緊張が解けたのか、その場で倒れベッドへと運ばれる。観念した夫人は、長女やジェイミーに礼を言った。ほどなく夫人は静かに神様の元に旅立っていった。

_6_7  ジェイミーの父の浮気相手というのは、捜査中に銃殺された父の同僚の奥さん。浮気であったかどうか、自己犠牲の精神に溢れていた父は、町の自立センターのボランティアとして活躍し、不良を再生させたり、町のみんなから大きな信頼を勝ち得ていたのだった。そんな彼が、不慮の死を遂げた同 _8僚の妻を放っておけなかったはずだ。それを母は浮気と誤解したのだろう。そんな父を許さずに別れてしまったことを責めていたジェイミーだったが、アイゼンブルーム夫人を知り、その生き方に接していくうちに、人は生きていくうちに誰かを傷つけ、後悔していくもの。許すことこそ大切だ、ということを学んだ。自分の言い分ばかり主張してきた、と気がついたジェイミーは婚約者とももう一度素直に向き合うことを決意したのだった。

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