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2009年6月

「エネミーライン / BEHIND ENEMY LINES」

2001_2new  2001(平成13)年・アメリカ(FOX)・アクション・106分

お薦め度: ★★★★★ coldsweats02

監督: ジョン・ムーア  原案: ジム・トーマス

出演: オーウェン・ウィルソン (クリス・バーネット大尉)  ジーン・ハックマン (レスリー・レイガート司令官)  ガブリエル・マクト (スタックハウス)  チャールズ・マリック・ホイットフィールド (ロッドウェイ軍曹)  ヨアキム・デ・アルメイダ (ピケット)  ヴィッド・キース (オマリー特務曹長)  オレク・クルパ (ローカー)  ウラジミール・マシコフ (サシャ(追跡者)) シェーン・ジョンソン  ジェフ・ピアソン

 この作品、見ているうちに思わず“手に汗握る”という感じで、とても良かったです。出演者も実力者揃いですね。

_2_3【解説】 1990年代の凄惨な民族紛争を経てようやく和平を迎えようとしている時期のボスニアを舞台に、偶然に戦争犯罪現場を目撃してしまった米海軍パイロットが、ひとり取り残された敵陣中心部から執拗な追跡を逃れて脱出を試みる戦争アクション。主演は「シャンハイ・ヌーン」のオーウェン・ウィルソン。共演にジーン・ハックマン。

_4_5【ものがたり】 アラビア海に浮かぶ米海軍の原子力空母USSカールヴィンソン。兵士たちは民族紛争が終結したボスニアの平和維持活動に当たっていた。クリス大尉(オーウェン・ウィルソン)は偵察飛行ばかりの単調な毎日に不満が爆発、レイガート提督(ジーン・ハックマン)の注意にも耳を貸さず海軍を辞めると言い出す始末だった。そんなある日、いつものように偵察飛行に向かったクリスは突然にもセルビア人民軍による民間人の惨殺現場を撮影したためにミサイル攻撃を受け、敵陣のど真ん中に不時着してしまう。そして彼らは、目撃者であるクリスを捕まえるために執拗な追跡を始めたのだった……。

PhotoPhoto_2 この作品で一番印象に残ったのは、執拗にクリス大尉を追う、ウラジミール・マシコフでした。非情な殺人マシーンを淡々と見せつけるこの俳優さんは見事ですね。

 同じような俳優さんはいないかな? いました、いました「スターリン・グラード」のエド・ハリスも、この類の俳優さんですね。

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「グラス・ハウス / THE GLASS HOUSE」

2001new 2001(平成13)年・アメリカ(SPE)・サスペンス・103分
お薦め度: ★★★★☆
監督: ダニエル・サックハイム
出演: リーリー・ソビエスキー (ルビー・ベイカー)  ダイアン・レイン (エリン・グラス)  ステラン・スカルスガルド (テリー・グラス)  ブルース・ダーン (アルビン・ベグレイター)  トレヴァー・モーガン (レット・ベイカー)  キャシー・ベイカー (ナンシー・ライアン)  リタ・ウィルソン  クリス・ノース  マイケル・オキーフ  アグネス・ブルックナー  ヴィト・ルギニス

 本日ご紹介する作品は、久々に見直してみたサスペンス作品です。ステラン・スカルスガイドの不気味な感じ、ダイアン・レインのヒステリックな役どころ、また弟レット役(トレヴァー・モーガン)は、デニス・クエイド主演「オールド・ルーキ」で、デニス・クエイドが演じたジム・モリスの少年時代を演じた。

【解説】 突然の両親の交通事故死で知り合いの夫妻に引き取られた姉弟が、度重なる夫妻の不審な行動に疑惑を深め命の危険を感じていく恐怖を描いたサスペンス・スリラー。主演は「愛ここにありて」「ロードキラー」のリーリー・ソビエスキー。共演に「パーフェクト ストーム」のダイアン・レイン、「レッド・オクトーバーを追え!」のステラン・スカルスガイド。監督はこれが初劇場作品のダニエル・サックハイム。

_1【ものがたり】 女友達との夜遊びから帰ってきた女子高校生ルビー・ベイカー(リーリー・ソビエスキー)を待ち受けていたのは両親の多量の飲酒運転による交通事故死という突然の訃報。ルビーと弟のレット(トレヴァー・モーガン)は二人きりで取り残されてしまう。施設に入るか、二人が成人するまでは両親の遺言に従って、昔の隣人で心優しいグラス夫妻が面倒を見てもらうか、の選択肢しかない。姉弟は住み慣れた家を売り、美しいマリブ・ビーチのグラス夫妻のもとへと引き取られていく。そこはガラス張りの美しい豪邸だった。何不自由ないかに見えたが、姉弟は充てがわれた一室で生活を始める。ある日、福祉局の職員が訪ねて来るが、知らぬ間に居心地の良さそうな二人別々の部屋があり、手懐づけられた弟は夫妻に都合の良い返答をするのだった。

_2 テリーはエリンとの激しい口論や無謀な運転、エリンは薬物中毒と、次第に親切なグラス夫妻の不可解な行動が見え始めた。ルビーが本来通うべき名門高校の授業料を秘密裏に回収し、多額の借金の返済に充てていた事も偶然発覚する。グラス夫妻は、二人の両親が残した400万ドルの信託財産が目当てで、二人を引き取り、邪魔なルビーの殺害まで画策する。二人の両親の事故死は、20回目の結婚祝いの当日、テリーが貸したBMWのブレーキに細工がされた車だったのだ。

_3 テリーは、両親の事故死の真相まで知られた姉弟を地下室に監禁したが、わざと二人に逃亡のチャンスを作り、逃走に使うために目の前にブレーキに細工をしたジャガーを置いておいた。多額の借金の返済を迫るギャングがグラス邸に現れテリーを拉致しようとするが、テリーはジャガーに乗り込むことを頑なに嫌がり、“車庫にあるボルボにしてくれ”と頼むが、ボルボのタイヤは、いち早くルビーがナイフでパンクさせてしまっていた。テリーは後ろ手にテープで縛り挙げられて口にもテープを貼られ、借金のカタに取られていたフェラーリと細工されたジャガーに分譲して、何処かへ走り去った。

_4_5 残された姉弟は、邸をあとに道路を歩いていると、通りかかったパトカーに救われる。前方に交通整理がなされ、さきほどのフェラーリが跡形もなく大破している。さらに進むと、石で出来たガードを突き破った形跡があり、確かめに行く警察官は崖下に落下したジャガーに近寄ると、生_6 き残っていたテリーが警察官を襲い、路上のパトカーにいる姉弟に隠し持った拳銃を携えて近寄っていく。ルビーは、逃げずに両親の仇テリーに向かってパトカーで突っ込む。こうしてルビーの復讐劇は幕を閉じた。

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「ドア・トゥ・ドア / DOOR TO DOOR」

_2_2 new 2002(平成14)年・アメリカ(TVM)/ドラマ・93分
お薦め度: ★★★★★ confident
監督: スティーヴン・シャクター
脚本: ウィリアム・H・メイシー
出演: ウィリアム・H・メイシー  ヘレン・ミレン  キーラ・セジウィック  キャシー・ベイカー  ジョエル・ブルックス  マイケル・シャンクス  ウディ・ジェフリーズ  デヴィッド・ルイス フェリシティ・ハフマン(ノン・クレジット)

 この作品は、2009年6月になって初めて見た作品ですが、今年一番の収穫かも知れません。主演のウィリアム・H・メイシーは、以前から大好きな俳優さんですが、共演者もヘレン・ミレン、キーラ・セジウィック、キャシー・ベイカーと豪華です。しかも、奥さんのフェリシティ・ハフマンまでも出演しています。

Photo_14【解説】 実在したセールス・マンの生涯を描いた感動の物語で、エミー賞6部門受賞! 身体に障害を抱えながらも訪問販売のセールス・マンとしての生涯を生き抜いたビル・ポーターの実話に基づいたストーリー。母の愛情に支えられながら慣れない仕事に一生懸命取り組んでいく障害者の男の姿が素晴らしい。

PhotoPhoto_9【ものがたり】 幼少の頃の脳性麻痺により身体に障害を抱えるビル・ポーター(ウィリアム・H・メイシー)は、母一人子一人で幸せに暮らしている。亡き父は有能だったセールス・マン。母(ヘレン・ミレン)の自慢でもある父に憧れ、ビルは訪問販売会社の面接を受けることにした。しかし人事担当者は“足で稼ぐ商売である営業はビルに無理だ”と決め付け、採用されない。あきらめないビルは、売り上げがほぼゼロの地区を担当するという条件で採用されるが、思っていた以上に現実は厳しかったのだった。

Photo_2Photo_3 しかし、“捨てる神あれば拾う神あり”で、初日は何軒も門前払い。商品は買わないがビルの容姿を憐れんで施しをしようとする婦人までいたが、ビルのプライドが許さなかった……。ベンチに座って昼食のサンドウィッチを広げて驚いた! 母が“忍耐”“根気”と、応援してくれていたのだった。そのPhoto_5 Photo_6 日、初めて注文してくれた婦人(キャシー・ベイカー)は、息子が家に寄りつかず寂しい思いを、酒と薬で紛らわせていた。“召し上がる?”と差し出され たコップを、ジュースだと思って一口含むと、それはウォッカ入りの飲み物だった。“ただでさえ、足下がおぼつかないので、遠慮しておきます”というビルに、思わず微笑んでしまった。

Photo_7 順調に来ていたのだが、ある日母の言動に疑問を持つようになる。とうとう、行方が分からなくなりビルは心配で堪らない。警察から電話があり、迷子になっている所を保護され、警察官に送ってもらい帰宅する。“靴を買いにでかけたのよ”“そんな所に靴屋はないよ。なぜ電話しなかったの?”“……電話番号を忘れてしまったの”というシーンは、世界共通であろう老齢社会を描いています。仕事と保護を両立することは不可能と判断し母を施設に入れますが、ある日訪ねて行くと、母のすぐ隣で食事中の老人が倒れているのを発見し、杜撰な管理の施設には、大事な母を置いておけないと判断し、家に連れて帰る。

Photo_10 後日、ケアが受けられる病院へ入ったが、最愛の母は天国へ……。それでもめげずにセールスに出かけたビルだったが、赤ん坊を抱いた婦人に商品の説明をしている最中に、感極まり“今度、詳しく説明に伺います”と逃げるように出て行ってしまう。

Photo_11 ビルは、注文を受けた商品の配達にバイトを雇うことにする。面接に現れたのは女子大生(キーラ・セジウィック)で、てきぱきと何でも処理する優秀な女性だった。一目で気に入ったビルと共に訪問販売に出かけるようになった。二人の関係は上手く続き、6年かけて大学も卒業できた。だが、卒業式で紹介されたボーイフレンドと結婚する。訪問販売から撤退し、電話注文方式に切り替え、一時はビルも退職してしまう。

Photo_15 三人の子持ちとなったが、またアシスタントとして復帰したキーラ・セジウィックと一緒に訪問販売を開始した。だが、ビルはバス停の前から大通りに踏み出した瞬間、路線バスに跳ねられ重傷を負ってしまった。それでもバス会社に治療費を請求することもなく、自宅を売却して怪我の治療、リハビリに務め、訪問販売セールスマンとして復帰するのだった。

Photo_12 ある日見知らぬ男がアパートを訪ねて来た。昔、訪問販売セールスマンを始めた頃に見知った子供が成長し、今では記者をしているという。是非訪問販売を記事として取り上げたい、と申し出るがビルは頑なに断る。だが、美談として写真付きで新聞に掲載された。知り合いや会社の同Photo_13 僚、上司たちは記事を知ってビルを褒め称える。セールスマンとして面接した時の上司が退職するパーティの席上で、ビルも“年間売Photo り上げ一位”の表彰をうけるのだった。“優秀なセールスマンだった父と、それが自慢だった母に、この姿を見せたかった”というビル……。本当に嬉しそうな、晴れやかな笑顔だった。そして、“全米言語障害者賞”をも受賞するのだった……。

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