「3人のエンジェル / TO WONG FOO THANKS FOR EVERYTHING, JULIE NEWMAR」

1995年(109分)・アメリカ/Uni=UIP(コメディ)
お薦め度: ★★★★★ ![]()
監督: ビーバン・キドロン
出演: ウェズリー・スナイプス パトリック・スウェイジ ジョン・レグイザモ ストッカード・チャニング ブライス・ダナー アーリス・ハワード ジェイソン・ロンドン クリス・ペン メリンダ・ディロン ジュリー・ニューマー
“ドラッグクイーン”である彼らの喜怒哀楽を描いた作品だが、日本で同時期に公開されドラッグクイーンとして生きる事の哀愁を等身大の人間として深く掘り下げた秀作「プリシラ」(1994)がある。ウェズリー・スナイプスは、アクション俳優。パトリック・スウェイジは、ラブ・ロマンス「ニューヨークの幻」で知られるが、この映画では何とオカマちゃんに挑戦!(見慣れるまで、かなり不気味)
大陸横断の旅に出た心優しき3人のドラッグ・クイーン(女装のゲイ)の珍道中を描いたハートフル・コメディ。主演の3人の男優たちの女装ぶりと演技力、そしてそれを支える確かな演出が見どころ。監督は「迷子の大人たち」の女性監督ビーバン・キドロン。脚本はオフ・ブロードウェイの舞台出身で、これが初の劇場用映画となるダグラス・カーター・ビーン、製作は「きっと忘れない」のG・マック・ブラウン、エグゼクティヴ・プロデューサーはブルース・コーエン。撮影は「ダンシング・ヒーロー」のスティーヴ・メイソン、美術は「ブロンクス物語」のウィン・トーマス、編集はアンドリュー・モンドシェイン、カラフルな衣裳は「激流」のマルレーネ・スチュワート。音楽はレイチェル・ポートマンがスコアを書き、ハッピー・ウォルターズとピラー・マッカリーの監修の下、チャカ・カーンの『Free Yourself』、TVドラマ『ワンダーウーマン』のテーマなどのヒット曲が旅を盛り上げる。また、絢爛たるステージ場面の振付は「ダンシング・ヒーロー」のケニー・オルテガが担当。主演は「シティ・オブ・ジョイ」のパトリック・スウェイジ、「マネートレイン」のウェズリー・スナイプス、「カリートの道」のジョン・レグイザモ。この演技で、スウェイジはゴールデン・グローブ賞主演男優賞、レグイザモも同じく助演男優賞にノミネートされた。共演は「アンカーウーマン」のストッカード・チャニング、「サウス・キャロライナ 愛と追憶の彼方」のブライス・ダナー、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のアーリス・ハワード、「トゥルー・ロマンス」のクリス・ペン、「クルックリン」にも出演したドラッグ・クイーンのル・ポールほか。また、TVドラマ『バットマン』の初代キャット・ウーマン役で有名な往年のグラマー女優ジュリー・ニューマーが彼女自身の役で出演し、「9か月」のロビン・ウィリアムズがカメオ出演している。
3人のドラッグ・クイーンを描いたロードムービー。ドラッグクイーン・コンテストのニューヨーク地区予選を勝ち抜き、ハリウッドでの全国大会に出場する為にポンコツのキャデラックを走らせるヴィーダ(ウェズリー・スナイプス)、ノグジーマ(パトリック・スウェイジ)、そして落ちこぼれのチチ(ジョン・レグイザモ)。長い道のり、いつしか3人はそれぞれの考え方の違いから対立してしまう。そして車の故障で立ち寄ったアメリカ中部のさびれた町で3日間の立ち往生となるが……。
ドラッグ・クイーン・コンテストのN.Y.地区予選を勝ち抜いたノグジーマ(ウェズリー・スナイプス)とヴィーダ(パトリック・スウェイジ)は、ハリウッドで開催される全国大会への出場権を手にした。ノグジーマは、優勝を逃して泣いていた半人前のチチ(ジョン・レグイザモ)を一緒にハリウッドに連れていき、美しい蝶にしてやろうと提案。2人分の航空券を売ってポンコツのキャデラックを手に入れ、憧れの女優ジュリー・ニューマーの写真をお守り代わりに、3人は西に向かって旅立った。格式ある家に生まれたヴィーダは今は勘当同然の身で、3人の車がたまたま実家の前を通りがかった時も、彼女は遠くから母の姿に目をやるだけだった。ノグジーマとヴィーダは旅をしながらチチに、一流のドラッグ・クイーンになる4つの関門を教える。その1「心意気」をクリアしてその気になったチチは、門前払いを恐れる2人の先頭に立って堂々とモーテルに入れ、第2関門「苦難はぶっとばせ」も見事に突破した。だが、ネブラスカ州に差しかかったところで、職権を乱用して不埒な行動に及ぼうとしたドラード保安官(クリス・ペン)をノックアウトした彼女たちは、相手が死んだものと思い込み、あわてて逃げる。しばらくして車がエンコし、親切なヒッチハイクで知り合った青年ボビー・レイ(ジェイソン・ロンドン)のお陰で3人は田舎町スナイダービルにたどり着き、車の修理が終わるまで町に滞在することに。町の人々は、都会から来た“デッカイ美女"たちを物珍しそうに眺め回す。ヴィーダは夫ヴァージルの暴力に耐えるホテルの女将キャロル・アン(ストッカード・チャニング)と仲良くなり、彼女を励ます。3人の闖入者に刺激され、町はにわかに活気を取り戻す。失語症になっていた老婆クララはノグジーマの話に反応して、突然喋り始めた。ジミー・ジョーの店もいつしかシャレたカフェに衣替え。女たちはヴィーダの手ほどきで化粧をし、ノグジーマのセンスで60年代ファッションに変身。一方、息を吹き返したドラードは、血眼になって3人の行方を追っていた。そんなこととは知らず、チチはボビー・レイに恋するが、町の娘がボビー・リーの片思いの相手が彼だと知る。自分が男である以上、この恋は成就できないと悟ったチチは身を引き、第3の関門「耐え忍ぶことを学べ」を泣く泣く越えるのだった。3日が過ぎ、車の故障が直り、3人は町を去ることにした。キャロル・アンは自分の新しい生き方を教えてくれたヴィーダに、今、かけがいのない友情を感じていた。彼女は3人が男であることは、初めから気づいていたという。その時、ドラードがヴァージルと町に乗り込んできた。「彼らは変態のゲイだ」と叫ぶドラードに、真っ赤な衣裳に身を包んだ町の人々が一丸となって立ち上がり「それのどこがいけないの!」と3人を守って追い返した。この日は町を挙げての「イチゴ祭り」の日で、3人は人々と陽気に騒いで町を去った。いよいよコンテストの当日。見事優勝したのは第4の関門を突破し、美しくなったチチ。優勝の冠を授与したのは、本物のジュリー・ニューマーだった。
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コメント
こんにちは!
昨日『プリシラ』を観て、面白かった・・とオランダ人の友達にメールしたら、こっちも良いよ!と薦められた映画がこれでした!ググっって、こちらにお邪魔したのです。
読みやすく素敵な情報ありがとうございました。
『3人のエンジェル』早速ツタヤで借りて観ます。
映画って本当に良いですね♪ヽ(´▽`)/
投稿: gnosis | 2009年3月30日 (月) 10時43分
こんにちは、gnosis さん。
>読みやすく素敵な情報ありがとうございました。
気に入って頂けて幸いです。また、コメントを頂けて「やってて良かった」と実感しております。少しずつですが、作品紹介をアップして行きますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
投稿: 蒼い影 | 2009年3月30日 (月) 20時18分