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2008年2月

「ミス・ポター / MISS POTTER」

Photo_22006年・イギリス・アメリカ(ドラマ)・93分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: クリス・ヌーナン
出演: レニー・ゼルウィガー (ビアトリクス・ポター) ユアン・マクレガー (ノーマン・ウォーン) エミリー・ワトソン (ミリー・ウォーン) ビル・パターソン (ルパート・ポター) バーバラ・フリン (ヘレン・ポター) マッティエロック・ギブス  ロイド・オーウェン  アントン・レッサー  デヴィッド・バンバー

 世界中で愛されているキャラクター、ピーターラビットを生んだ女流作家ビアトリクス・ポターの半生を綴る伝記ドラマ。主演は本作で製作総指揮も務める「ブリジット・ジョーンズの日記」の
レニー・ゼルウィガー。共演には「恋は邪魔者」以来2度目の顔合わせとなる「ムーラン・ルージュ」のユアン・マクレガー。監督は「ベイブ」のクリス・ヌーナン。

 1902年のロンドン。世の中には、まだヴィクトリア王朝時代の封建的な風潮が残り、上流階級の女性が仕事を持つなど考えられなかった。そんな中、裕福な家庭に育った32歳の独身女性ビアトリクス・ポターは、幼少の頃に湖水地方で出逢った動物たちの物語を絵本として世に送り出したいと考えていた。そしてある日、彼女の念願が叶い、青い上着を羽織った愛らしいうさぎ“ピーターラビット”を主人公にした物語が、経営者のウォーン兄弟によって出版されることに。すると、その“ピーターラビットのおはなし”はたちまちベストセラーとなり、シリーズ化される。また一方、経営者兄弟の末弟で編集者のノーマンと次第に惹かれ合い、恋に落ちるビアトリクスだが…。

 湖、山、農場・・・、とっても癒される風景ですよ。まさにイングランドって感じです。主演の
レニー・ゼルウィガーも映画「シカゴ」の時とはまったく違う一面を見せてくれます。女性の優しさを醸し出している、良い演技です。やっと掴みかけた女性の幸せも束の間、愛するノーマンはあっけなく神に召されてしまいうが、失意の彼女も、自然を残すため、次々と農場を競売で購入する。

 最後は、ハッピー・エンドなんですけどね、所有する広大な土地(4000エーカー)を国に寄贈したんです。

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「スターダスト / STARDUST」

Photo2007年・アメリカ・イギリス(ファンタジー)・128分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: マシュー・ヴォーン  原作: ニール・ゲイマン
出演: クレア・デインズ(イヴェイン) チャーリー・コックス(トリスタン) シエナ・ミラー(ヴィクトリア) ベン・バーンズ(ダンスタン(青年時代))リッキー・ジャーヴェイス(ファーディ) ジェイソン・フレミング(プライマス) ルパート・エヴェレット(セカンダス) ピーター・オトゥール(ストームホールド王) ミシェル・ファイファー(魔女ラミア) ロバート・デ・ニーロ(キャプテン・シェイクスピア) ナサニエル・パーカー ケイト・マゴーワン デヴィッド・ケリー メラニー・ヒル ヘンリー・カヴィル マーク・ストロング ストルアン・ロジャー デヴィッド・ウォリアムズ ジュリアン・リンド=タット サラ・アレクサンダー ジョアンナ・スキャンラン ジョージ・イネス マーク・ウィリアムズ デクスター・フレッチャー ジェフ・ベル マーク・バーンズ

 名実共に現代のファンタジー文学界を代表する天才ストーリーテラー、ニール・ゲイマンが97年に発表したロマンティックな大人のフェアリー・テイルを豪華キャストで映画化したファンタジー・ラブ・ストーリー。愛する人のために流れ星を持ち帰ろうと魔法の国に足を踏み入れた青年トリスタン(チャーリー・コックス)が、美女(?)に姿を変えた流れ星イヴェイン(
クレア・デインズ)と出会い、幾多の困難を乗り越えながら一緒に辿る遥かなる旅路を、ユニークなキャラクターの数々とイマジネーション溢れるヴィジュアルで描き出す。共演にロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー。監督は「レイヤー・ケーキ」のマシュー・ヴォーン。

 イングランドの外れにあるウォール村。小さなその村の端には決して越えてはならない壁があり、一箇所だけ崩れた壁は、昼も夜も老門番がしっかりと見張っていた。ある夜、18歳の青年トリスタンは、村一番の美女ヴィクトリア(シエナ・ミラー)への愛の証だと、壁の向こうに落ちた流れ星をプレゼントする、と誓うのだった。そして恋に焦がれる青年トリスタンは、父ダンスタンの協力でついに壁の向こう側に広がる魔法の国 “ストームホールド”へと足を踏み入れる。ところが、その流れ星を狙っていたのはトリスタンだけではなかった。永遠の若さを手に入れるため400年もの間その流れ星を待っていた魔女の三姉妹、さらには亡くなったストームホールド王の後釜を狙い殺し合いを繰り広げる7人の王子の生き残りたちも、後継者の証である流れ星を求めて激しい争奪戦を繰り広げていたのだった・・・。

 ファンタジー系の作品って、単純に楽しめれば良いんじゃないかと思います。ストーリー、映像、キャスティング、音楽、衣装、その他・・・。興業収益や、観客動員数などは配給会社にお任せしてね! 私は、充分に楽しめた作品でした。

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「夢のチョコレート工場 / WILLY WONKA & THE CHOCOLATE FACTORY」

Photo_31971年・アメリカ(ファンタジー)・100分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: メル・スチュアート  原作: ロアルド・ダール
出演: ジーン・ワイルダー ピーター・オストラム ジャック・アルバートソン ロイ・キニア オーブリー・ウッズ マイケル・ボルナー ウルスラ・レイト

 1971年に制作されたオリジナル版で、ミュージカル仕立ての作品です。アメリカ映画というより、イギリス映画という感じが強いです。私は、こちらの方が好きですね! ジョニー・デップが好きな方と、映像が綺麗な方が良い!という方はリメイク版が良いと思います。私は、二作品とも観てみました。

 世界中で人気のあるチョコレートの工場見学者に選ばれた子供たちの夢のような体験を描いたファンタジー。監督は『火曜日ならベルギーよ』のメル・スチュアート。出演は『ヤング・フランケンシュタイン』のジーン・ワイルダーと本作が映画初出演となるピーター・オストラム。

 ウィリー・ワンカのチョコレートは、とても美味しいと評判で、世界中の子供たちに愛されている。だがある日、ワンカはその美味しさの秘密を探るライバルたちの過熱ぶりに嫌気がさし、工場を閉鎖してしまう。しかし三年後、突然、ワンカは世界中で販売されているチョコレートの中に5個分だけ当たり付きがあり、それを手に入れた人だけ工場に招待すると発表。やがて幸運な5人が決定する。そのひとり、チャーリーはジョーおじいさんと一緒に、いよいよ工場の中へ足を踏み入れるのだが・・・。

 オリジナル版の方が、ストレートな感じで安心して観ていられるかな? リメイク版は、ひねりを効かせようとして、ちょっと無理がある感じがしますね。エンディングの部分に顕著に表れていると思います。チョコレート工場内のお菓子がいっぱいの公園は、チョコレートの川が流れ、大きな滝があります。リメイク版のセットに軍配をあげましょう! だって、豪華ですから・・・。

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「チャーリとチョコレート工場 / CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY」

Photo2005年・アメリカ(ファンタジー)・115分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: ティム・バートン
出演: ジョニー・デップ (ウィリー・ウォンカ) フレディ・ハイモア (チャーリー・バケット) デヴィッド・ケリー (ジョーじいちゃん) ヘレナ・ボナム=カーター (バケット夫人) ノア・テイラー (バケット氏) ミッシー・パイル (ボーレガード夫人) ジェームズ・フォックス (ソルト氏) ディープ・ロイ (ウンパ・ルンパ) クリストファー・リー (ドクター・ウォンカ) アダム・ゴドリー (ティービー氏) アンナソフィア・ロブ (バイオレット・ボーレガード) ジュリア・ウィンター (ベルーカ・ソルト) ジョーダン・フライ (マイク・ティービー) フィリップ・ウィーグラッツ (オーガスタス・グループ) リズ・スミス (ジョージナおばあちゃん) アイリーン・エッセル (ジョゼフィーンおばあちゃん) デヴィッド・モリス (ジョージおじいちゃん)

 ロアルド・ダールの世界的ロングセラー児童書『チョコレート工場の秘密』を、71年のジーン・ワイルダー主演「夢のチョコレート工場」に続いて2度目の映画化。監督・主演は、これが4度目のコンビ作となるティム・バートン&ジョニー・デップ。

 一風変わった経営者に案内され、謎に満ちたチョコレート工場を見学できることになった一癖も二癖もある5人の子供たちが体験する驚きの世界を、イマジネーション溢れるビジュアルとブラック・ユーモア満載で描き出す。失業中の両親、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。彼の家の近くには、15年間も誰一人出入りしたことがないという、謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っている「“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する」、と驚くべき声明を発表した。そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが・・・。

 映像は、確かにこちらが上ですね。ウンパ・ルンパ(小人)が、「スモウ・レスラー」に見えてしまうんですけど・・・。欲の深い子供たちを、次々と篩にかけていく、ってところがブラック・ユーモアです。家族愛がテーマのファンタジー作品。

 ウォンカの父親役に往年のドラキュラ俳優の
クリストファー・リーが出演しています。

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「クローン / Impostor」

_22001年・アメリカ(SF・サスペンス)・102分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: ゲイリー・フレダー
出演: ゲイリー・シニーズ(スペンサー・オーラム)  マデリーン・ストウ(マヤ・オーラム)  ヴィンセント・ドノフリオ(ハサウェイ少佐)  トニー・シャルーブ(ネルソン)  ティム・ギニー  トニー・シャルホウブ  メキー・ファイファー

 B級映画だと思いながら観たら、とんでもない! どこかで観た様な映像だなぁ? と・・・。そうだ!「ブレード・ランナー」だ! 地下街風の雑踏の映像が、ブレード・ランナーの時のそれ!なんです。ラストの、大、大どんでん返しに、乞うご期待!

 「ブレードランナー」、「マイノリティ・レポート」の原作者フィリップ・K・ディックの小説ディックの短編集「パーキーパットの日々」に収められている「にせもの」を、「コレクター」のゲイリー・フレダー監督が映画化したSFアクション・ミステリー。「アポロ13」、TVドラマ「CSI:NY」のゲイリー・シニーズが製作と主演を兼ねた作品。

 自らをクローンと宣告された男の存在証明を賭けた闘いが始まる西暦2079年。地球は異星人との戦争状態にあり、人類はドーム都市での生活を強いられていた。ある夜、軍の極秘プロジェクトの会議を控えていた科学者スペンサー(
ゲイリー・シニーズ)は、オフィスへ向かう途中で保安局のハサウェイ少佐(ヴィンセント・ドノフリオ)に逮捕されてしまう。保安局は、本物のスペンサーはすでに殺され、今いる人物は異星人によって造られたクローンであり、体内には議長を暗殺する為の爆弾が仕掛けらている、と主張する。処刑の危機を感じたスペンサーは一瞬の隙をついて脱出、自分が本物であることを証明するため、執拗な追跡をかいくぐりながらある場所を目指すのだった・・・。

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「アイ・アム・サム / I am Sam」

Photo_42001年・アメリカ(ドラマ)・133分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: ジェシー・ネルソン
出演: ショーン・ペン  ミシェル・ファイファー  ダコタ・ファニング  ダイアン・ウィースト  ローラ・ダーン

 知的障害のために7歳の知能しか持たない父親サム(
ショーン・ペン)は、スターバックスで働きながら一人で愛娘ルーシー(ダコタ・ファニング)を育てていた。母親はルーシーを生むとすぐに姿を消してしまったが、二人は理解ある人々に囲まれ幸せに暮らしている。しかし、ルーシーが7歳になる頃にはその知能は父親を超えようとしていた。そんなある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)のもとを訪ねるが、サムにリタを雇うお金などあるわけもなくあっさり断られてしまう……。

 娘を取り戻すために敏腕女性弁護士とともに勝ち目の低い法廷闘争に挑む姿を描いた感動作。知的障害者という難役を見事に演じきり、アカデミー主演男優賞にノミネートされたショーン・ペンはもちろんのこと、娘役を演じたダコタ・ファニングの演技も各方面で絶賛された。また、劇中では、シェリル・クロウ、エイミー・マンら有名アーティストによるビートルズの曲が全編に流れますが、とてもメロディアスな曲ばかりです。あまり馴染みのないものが多いですが、癒されますよね。

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「ウィズ・ユー / DIGGING TO CHINA」

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お薦め度: ★★★★★ 
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監督: ティモシー・ハットン
出演: ケビン・ベーコン  メアリー・スチュアート・マスターソン  エヴァン レイチェル ウッド  キャシー・モリアーティ  マリアン・セルデス

 知的障害を持つ青年と、複雑な家庭に育った10歳の多感な少女との心の交流を描いたヒューマン・ドラマ。1960年代後半、ペンシルバニア州の小さな田舎町。10歳になるハリエット(エヴァン・レイチェルウッド)は家族で経営するモーテルで暮らしている。母(キャシー・モリアーティ)はアル中、姉(メアリー・スチュアート・マスターソン)は何人もの男と寝ているふしだらな女。夢の世界に生きる彼女は、本当に自分を理解してくれる場所に行きたいと願っていた。そんなある日、ハリエットは知的障害を持つ青年リッキー(
ケビン・ベーコン)と出会い、二人だけが互いを理解し合えると気づく・・・。

 知的障害者との交流を描いた作品に、「アイ・アム・サム」(主演:
ショーン・ペン)がありますね。どちらも私は大好きな作品です。

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「いとこのビニー / MY COUSIN VINNY」

Photo 1992年・アメリカ映画(コメディ)・119分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: ジョナサン・リン (Jonathan Lynn)
出演: ジョー・ペシ (Joe Pesci)  ラルフ・マッチオ (Ralph Macchio)  マリサ・トメイ (Marisa Tomei  (1992年アカデミー賞助演女優賞))  ミッチェル・ホイットフィールド (Mitchell Whitfield)    フレッド・グウィン (Fred Gwynne)    レイン・スミス (Lane Smith)    オースティン・ペンドルトン (Austin Pendleton)   ブルース・マッギル (Bruce McGill)    モーリー・チェイキン (Maury Chaykin)

 なんと言ってもこの映画の収穫は、アカデミー助演賞まで獲ってしまったM・トメイののびのびとした好演だろう。物語はささいなことから殺人の疑惑を受けてしまった青年が“確か親戚に弁護士を開業しているのがいるはずだ”と久しく会いもしないJ・ペシ扮するC調な従兄を呼びつける所から始まり、テンポのいい会話であれよあれよと運んでいく。ペシのプッツンぶりも凄いが、トメイはそれを上回る傑女で、すっかり彼を尻に敷き、実は法廷に立つのは初めての彼に一人前の弁護士としての自覚を植えつけていくという塩梅。往年のスクリューボール・コメディのムードを現在に移し変えた映画の中では出色の出来だ!

 田舎町を行くポンコツにビリー(ラルフ・マッチオ)とスタン(ミッチェル・ホイットフィールド)が乗っている。買い物に寄った店で、ほんの出来心から万引きをして立ち去る。その直後、その店の店員が二人組の強盗に射殺された・・・。同じような車に乗ったビニーとスタンは、追ってきたパトカーに強盗犯として逮捕されてしまう。従兄弟のビニー(
ジョー・ペシ)に助けを求めたが、ビニーは法律は学んだが、ただの落ちこぼれ弁護士。だが、連れのモナ・リサ・ヴィト嬢(マリサ・トメイ)がしっかり者だったのだ! ヴィト嬢のサポートで数々の不利な証言を、見事に覆して、無罪を勝ち取るのだった・・・。

 ドジなコンビだと思ってたジョー・ペシとマリサ・トメイ。ところがどっこい、この二人は冴えていたんです。二人のファッションも見所あり! 脇役もしっかり固めているし、「あれよ、あれよ」という間にエンディング・・・、って訳です。文句なしに面白く楽しめる作品です。

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「HERO / 靴をなくした天使」

Photo 1992年・アメリカ(コメディ)・118分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: スティーヴン・フリアーズ
出演: ダスティン・ホフマン  ジーナ・デイヴィス  アンディ・ガルシア  ジョーン・キューザック  ケヴィン・J・オコナー  スティーヴン・トボロウスキー  スージー・キューザック  ジェームズ・マディオ  トム・アーノルド  チェヴィー・チェイス  ケイディ・ハフマン

 D・ホフマン主演による、ほろ苦いユーモアと恋の物語。ある日、飛行機事故に遭い、倒れた座席に挟まれ身動きがとれなくなった敏腕女性TVリポーターのゲイル(
ジーナ・デイビス)。その燃える機内から彼女と乗客達を助け出したある男がいた。しかしその男は、泥だらけの顔のまま名も告げずに立ち去ってしまうが、現場には片方だけの靴が置き去りにされていた……。

 故買人バーニー(ダスティン・ホフマン)は、息子との約束を飛行機事故現場に遭遇し、果たせなかった。別れた妻(ジョーン・キューザック)にも頭が上がらないダメ亭主。リポーターのゲイルは、謎のヒーローを探すTV特番を担当し、TV局は莫大な賞金を提示し、勇気あるヒーローを探し出そうとする。バーニーは、ふとした事で知り合ったホームレスのバーバー(アンディ・ガルシア)に、片方だけになった靴を譲るが、助けてくれたヒーローの顔を覚えていないゲイルや救出された人々は、片方の靴を持ち名乗り出たバーバーをヒーローだと思ってしまう。一躍、時の人になってしまったバーバーは、良心の呵責に苛まれ嘘をつき通す事が出来ず、与えられた豪華な部屋から飛び降りようとする……。

 表面的には都会派ラブ・ストーリーの形をとっているが、その内容は虚像渦巻くマスコミの世界を舞台に描く“ヒーロー”狂想曲。メディアが作りだした偶像に人々が振り回されてゆく様をシニカルな風刺劇として、そして華やかな表舞台とは無縁な所で自分の生き方を貫く男のしたたかさが、笑いとペーソスの中で浮き彫りにされてゆく。さらに、そういった“真のヒーローとは誰か?”といった社会問題的要素を背景に、恋愛を織りまぜ、第一級のエンタテインメント作品に仕上げている。

 ダスティン・ホフマンは見事にこのセコイ故買人バーニーを演じたが、ダニー・デヴィートやジョー・ペシが演じても面白かったろう、と思う。この2人、セコイ役を演じたら、右に出る者は居ないのではなかろうか?

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「ア・フュー・グッドメン / A Few Good Men」

Photo1992年・アメリカ(ドラマ)・137分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: ロブ・ライナー
出演: トム・クルーズ  ジャック・ニコルソン  デミ・ムーア  ケビン・ベーコン  キーファー・サザーランド  ジェームズ・マーシャル  J ・T・ ウォルシュ  ノア・ワイリー  キューバ・グッティング・Jr

 キューバを臨む米海兵隊基地で起きた殺人事件。その弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、シゴキのための暗黙の制裁“コードR”の存在を知る……。アーロン・ソーキンの舞台劇をR・ライナーがオールスター・キャストで映画化。                    

 監督は「ミザリー」のロブ・ライナー。映画の主要部分を成す法廷場面は、カリフォルニアのカルバー・スタジオに巨大セットを組んで撮影された。製作はライナーと、「JAWS・ジョーズ」のデイヴィッド・ブラウン、「スタンド・バイ・ミー」のアンドリュー・シェインマン。エグゼクティブ・プロデューサーはウィリアム・S・ギルモアとレイチェル・フェファー。ブロードウェイでロングラン・ヒットとなったアーロン・ソーキンの舞台劇を基に、彼自身が脚色。撮影は「JFK」のロバート・リチャードソン、音楽は「シティ・スリッカーズ」のマーク・シェイマンが担当。トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーアなど豪華なスターが競演している。       

 キューバの米海軍基地で、海兵隊員サンティアゴが就寝中に襲われて死んだ。犯人は同部隊のダウニー一等兵(ジェームズ・マーシャル)とドーソン兵長(ウォルフガング・ボディソン)だった。検察官ロス大尉(ケヴィン・ベーコン)は、2人を殺人罪で起訴する。事件の背景にコードR(規律を乱す者への暴力的制裁)の存在を感じた内部調査部のギャロウェイ少佐(デミ・ムーア)は、被告の弁護を申し出るが、ハーバード出身で法廷経験のないキャフィー中尉(トム・クルーズ)が任命された。キャフィーは偉大な弁護士だった父の影を意識するあまり、担当した事件はすべて検察側との事前取引で処理してきた男だった。キャフィーの助手として同僚のウェインバーグ大尉(ケヴィン・ポラック)が選ばれ、ギャロウェイを中心に調査を開始するが、やはり被告たちは、上官ケンドリック中尉(キーファー・サザーランド)からコードRの命令を受けていた。サンティアゴは訓練に絶えかね、ドーソンによる不法発砲事件の情報提供と引き換えに、基地からの転属を申し出ていた。それを知った最高指揮官ジェセップ大佐(ジャック・ニコルソン)は激怒し、マーキンソン中佐(J・T・ウォルシュ)の反対も聞かず「コードR」の実行を示唆したのだった。命令に忠実に従っただけで、殺意は無かったのだという言葉にに心を動かされたキャフィーは、被告の無罪を申し立て、法廷での裁判が始まった。裁判の途中、失踪していたマーキンソンが現れ、真実を証言すると約束したりもするが、直前に自殺してしまい審理は困難を極める。苦悩しつつキャフィーは、ジェセップを証言台に立たせることを決意した。法廷での2人の対決は、キャフィーの巧みな弁舌で、ジェセップの権力への盲信を突き、自らの口から「コードR」の指令を出したことを白状させる。被告たちは無罪となるが、軍に対する背信により除隊処分となってしまう。ドーソンはキャフィーに、この裁判を通じて、自分が守るべきものは軍の規律ではなく弱者であるサンティアゴだったことを悟ったと語り、2人は互いに尊敬をこめた敬礼を交し合うのだった。

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「K-19 / THE WIDOWMAKER」

K192002年・アメリカ・イギリス・ドイツ(サスペンス)・138分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: キャスリン・ビグロー
出演: ハリソン・フォード  リーアム・ニーソン  ピーター・サースガード
(原子炉担当士官ヴァディム)  クリスチャン・カマルゴ(原子炉担当官パベル)  ピーター・ステッビングス

 

ソ連の原子力潜水艦K-19で1961年に実際に起った放射能事故を基に、「ブルースチール」、「ハートブルー」のキャスリン・ビグロー監督が映画化した骨太のサスペンス。米・ソによる核戦争に発展しかねない原潜事故という最悪のトラブルに命懸けで立ち向かう乗組員たちの姿を緊張感たっぷりに描く。主演は「エアフォース・ワン」のハリソン・フォード。

  1961年、米・ソ冷戦の最中、ソ連国家首脳部は原子力潜水艦K-19の処女航海の艦長にアレクセイ・ボストリコフ(ハリソン・フォード)を任命した。副艦長には経験豊富なミハイル・ポレーニン(リーアム・ニーソン)が就き艦は出航。この2人の意見はしばしば対立するがK-19は次々にテストを成功させていった。困難なテストを乗り切り乗組員たちは束の間リラックスする。しかしその直後、新たな任務の遂行中、艦内の冷却装置のひび割れが判明する。原子炉は過熱し始め、このままでは炉心の溶融が避けられない。ボストリコフはじめ乗組員は、大惨事をくい止めるべくひとつの決断を下すのだった・・・。

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「天然コケッコー」

Photo2007年・Asmic Ace(ドラマ)・121分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: 山下敦弘  原作: くらもちふさこ
出演: 夏帆  岡田将生  夏川結衣  佐藤浩市  柳英里沙  藤村聖子

 くらもちふさこの同名コミックを「リアリズムの宿」、「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督、夏帆主演で映画化した爽やか思春期ドラマ。田舎の美しい里山の風景をバックに、方言丸出しの少女がのんびりした日常の中で淡い初恋に心ときめかせ、ゆっくり成長していく姿をほのぼのとしたタッチで綴る。山と田んぼが広がる木村町。中学2年の右田そよ(夏帆)は、小・中学生合わせても全校生徒たった6人という小さな分校に通っていた。そんなある日、東京から一人の男子生徒が転校してくる。彼の名は大沢広海(岡田将生)。そよにとっては初めての同級生。都会の匂いがプンプン薫る、かっこいい男の子の登場に心波立つそよだったが・・・。

Wallpaper1_1280_5 ロケ地は、島根県浜田市周辺。山と田んぼ以外には、なぁ~んにも無い!田舎町。方言丸出し、ほとんど飾りっ気なし、同級生なし、の6人の子供たちが、のびのび育っていく過程を、「これでもかぁ!」というくらい見せてくれます。

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 正直いって、期待していなかた作品でしたが、私の評価は★★★★★でした。何か得した気分いっぱいです!

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「赤ひげ」(オリジナル版)

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お薦め度: ★★★★★ 
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監督: 黒澤 明
原作: 山本周五郎「赤ひげ診療譚」

出演: 三船敏郎 (新出去定(赤ひげ)) 加山雄三 (保本 登) 山崎 努 (佐八(車大工)) 団 令子 (お杉(女中)) 桑野みゆき (佐八の女房おなか) 香川京子 (狂女)  藤山陽子 (ちぐさ(まさえの姉)) 内藤洋子 (まさえ) 杉村春子 (娼家の女主人) 田中絹代 (登の母) 二木てるみ (おとよ) 根岸明美 (おくに(六助の娘)) 頭師佳孝 (長次) 土屋嘉男 (森半太夫) 菅井きん (長次の母) 風見章子 (まさえの母) 藤原釜足 (おくにの父六助 (蒔絵師)) 江原達怡 (津川玄三)  東野英治郎 (五平次(大家)) 志村喬    (和泉屋徳兵衛)  笠 智衆   (登の父)  荒木道子 (
娼家の女主人)  柳永二郎 (利兵衛(狂女の父))  三井弘次 (佐八の友人平吉)  西村晃 (家老)  千葉信男 (松平壱岐)   三津田健 (まさえの父天野源伯)  七尾伶子 (おとく)  辻伊万里 (おかち)  野村昭子 (おふく)  三戸部スエ (おたけ)  左卜全 (入所患者)  渡辺篤 (入所患者)  小川安三 (小者竹造)  佐田  豊 (むじな長屋の住人)  沢村いき雄 (むじな長屋の住人) 本間文子 (むじな長屋の住人)  出雲八重子 (むじな長屋の住人)  中村美代子 (五平次妻おこと)  青木千里 (娼婦)  栗栖京子 (娼婦)  柳下悠紀子 (娼婦)  深井聡子 (娼婦) 大久保正信 (長次の父)  大木正司 (地廻り)  広瀬正一 (地廻り)  山口博義 (地廻り)  常田富士男 (地廻り)  古諸  州 (地廻り)

 今回は、大作!と言われる「赤ひげ」をご紹介いたします。黒澤作品といえば、「七人の侍」、「生きる」、「どん底」など、数え上げればキリがないほどありますね。それぞれ良い作品ですが、敢えて「赤ひげ」を選んでみました。

 山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で映画化したヒューマニズム溢れる人情ドラマ。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称「赤ひげ」と呼ばれる所長と青年医師保本の心の交流を描く。長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登(加山雄三)は、医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになる。養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげ(三船敏郎)に好感を持てない保本は養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を頼る貧乏な人々の姿に次第に心を動かされていくのだった……。

 小石川養生所前に佇む男、長崎帰りでオランダ医術を習得した青年医師保本登の姿があった。将来は御殿医を約束されていた筈の彼は、父の命で小石川養生所に出向いたのだが、
新出去定から長崎で学んだ「筆記と図録を提出せよ」と言われる。「学んだ医術は自分のもの」と頑なに反発するが保本だった・・・。

 養生所では、私服ではなくユニフォームが決められている。清潔だし、一目で医者だと分かる!貧乏な町人で一般の医者には声もかけられないが、養生所の医者ならば金が無くても診てもらえるのだ・・・。ことごとく反発する保本は、ここでも決められた服は着ず、禁酒であるはずの部屋で飲むのであった。

 そんな保本も、娼家の女中おとよ(二木てるみ)の治療を兼ねて面倒をみることになるが、懐かず反抗ばかりするおとよの心を解す努力をする。「貧困と無知」を憎む「赤ひげ」先生のことを次第に理解出来てきたのも、自分の卑しさ・醜さを理解出来たからであり、おとよを通して自分を見つけ出したのである。心の機微という点で、素晴らしい描写なのではないでしょうか?

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「GIジェーン / G.I. Jane」

Gi1997年・アメリカ(ドラマ)・125分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: リドリー・スコット
出演: デミ・ムーア(ジョーダン・オニール大尉)  ヴィゴ・モーテンセン(ウルゲイル曹長(マスター・チーフ)) アン・バンクロフト(デヘイヴン上院議員) スコット・ウィルソン(セーラム指令官) ジェイソン・ベギー ルシンダ・ジェニー  ジェームズ・カヴィーゼル  ケヴィン・ゲイジ  モリス・チェスナット  ジョシュ・ホプキンス


 デミ・ムーア製作・主演で新たなヒロイン像を描いた、リドリー・スコット監督作。女性上院議員の政治的策謀から、海軍特殊部隊の特訓に挑む女性将校の姿を描く。デミ・ムーアが髪を短く刈り上げ、鍛え上げた肉体でこなしたリアルな特訓シーンは圧巻。海軍情報部に勤務する女性将校オニール大尉(デミ・ムーア)は、男性と平等な実戦訓練を強く望んでいた。そんな彼女に千載一遇のチャンスが訪れる。それは屈強な男たちでさえ60%以上が脱落する過酷な特訓プログラムに参加することだった・・・。

 女性を差別する軍隊特有のムードのなか、不屈の精神と強靭な肉体で男どもを見返してやる!という凄まじい映画です。後半部分で、教官とタイマンを張るシーンが良いですね! これじゃ、元夫のブルース・ウィリスもかたなしですよ。(笑) この映画は、米海軍特殊偵察部隊 S.E.A.L.S. が舞台ですし、過酷な訓練が表に出ていますが、実は野心に燃える女性の戦いの映画なんです。女性上院議員対女性海軍大尉! 最後には、デミ・ムーアがアン・バンクロフトを「うっちゃり」で勝負あった!っていう、スカっとする作品です。

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「トゥルーロマンス / TRUE ROMANCE」

Photo1993年・アメリカ(クライム・アクション)・124分
お奨め度: ★★★★★ 
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監督: トニー・スコット
出演: クリスチャン・スレーター  パトリシア・アークエット  デニス・ホッパー  バル・キルマー  ゲイリー・オールドマン  ブラッド・ピット  サミュエル・L.ジャクソン  クリストファー・ウォーケン  クリス・ペン

 今回は、「Lie」さんご推薦のバイオレンス・アクション「トゥルーロマンス」をご紹介いたします。

 クエンティン・タランティーノ脚本によるアクション・バイオレンス。極限状態の中で生きる若い二人が織り成す愛と逃避行を描く。ビデオショップに働く青年クラレンス(クリスチャン・スレーター)は、ある日の誕生日、店長の差し向けたコールガール、アラバマ(パトリシア・アークエット)と出会う。互いに一目で恋に落ちた二人はさっそく結婚。彼女の元ヒモの所に出向いたクラレンスだが、そこでヒモの男に殺されかけ、逆に男を殺害。しかも彼女の衣装ケースと思って奪ってきたカバンには大量のコカインが……。

 脇の俳優陣が凄いですね! サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・ウォーケン、ブラッド・ピット、クリス・ペン、デニス・ホッパー、バル・キルマー・・・。どれも主役級ですよ。

 暴力、ドラッグ、セックスを絡めたラブ・ストーリーでもある。女はコールガールだった。男は彼女のポン引きを殺し、彼女の荷物と間違えて元ヒモの持っていた大量のコカインを盗んでしまう。しかし実は、コカインはイタリアン・マフィアのものだった。マフィアに追われて逃亡する二人。やがてそこにハリウッドのワル、警察も複雑に絡んできて・・・。

 特徴として、脇役で大物俳優が多く出演している。これは翌年公開されたタランティーノ監督作『パルプ・フィクション』にも共通する。また、主人公の若者が日本のB級映画のファンで、コミック・ショップに勤めていることなど脚本家の趣向が垣間見える。映画内でソニー・千葉(千葉真一)の映画を観ているシーンもある。

 タランティーノ脚本のため暴力的表現も多いですが、当時無名であったブラッド・ピットも脇役で出演している為か、日本での人気も高く、何度もテレビ放映されています。

 クラレンスの父で元警官役デニス・ホッパーとイタリアン・マフィアのボス役クリストファー・ウォーケンとの対峙が見所です! 数々の作品に登場しているパトリシア・アークエットもこの作品での演技が抜群だと思います!

 「Lie」さんのご感想は? 如何だったでしょう・・・。

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「11人のカウボーイ / The Cowboys」

Photo1972年・アメリカ(西部劇)・129分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: マーク・ライデル
出演: ジョン・ウェイン  ロスコー・リー・ブラウン  コリーン・デューハースト  スリム・ピケンズ  ブルース・ダーン  ロバート・キャラダイン  アルフレッド・バーカー・Jr  ニコラス・ビューヴィ  スティーヴ・ベネディクト  ノーマン・ホーウェル・Jr  A・マルティネス  ロニー・チャップマン  チャールズ・タイナー  マット・クラーク  リチャード・ファーンズワース

 牧場主のウィル(ジョン・ウェイン)が、千頭を超える牛の大群を移送することになった。しかし、折からのゴールドラッシュで、牧場にはカウボーイが居ない。ウィルはしかたなく町の学校へ行き、11人の少年牧童たちを連れて出かけるが・・・。少年たちがキャトル・ドライブを通して、次第に一人前のカウボーイへ成長する様を描いた西部劇。

[封切り当時のキャッチ・フレーズ] ジョン・ウェインと勇敢な11人の少年カウボーイたち。大砂塵舞う激動のコロラド! 恐ろしく凄い奴らが怒濤のように押しよせ、11人の可愛い西部っ子が必死に射ちまくる! “男”の勇気と行動力を豪快に描く 痛快な西部劇巨篇!

 
大人はジョン・ウェインと黒人のロスコー・リー・ブラウン。そして11人の白人少年たち。子供の牧童姿も可愛いですが、実際には「使いものにならない」んです。でも、旅を続けていくうちに、だんだんと成長するんですね。学校の授業も大切ですが、生活の中から大事なものを見つけ出す、という事を学べる映画です。

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「理由(わけ) / JUST CAUSE」

Photo1995年・アメリカ(サスペンス)・102分 new
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: アーネ・グリムシャー 原作: ジョン・カッツェンバック
出演: ショーン・コネリー  ローレンス・フィッシュバーン  ケイト・キャプショー  ブレア・アンダーウッド  ルビー・ディー  エド・ハリス  ネッド・ビーティ  ケヴィン・マッカーシー  クリス・サランドン  クリストファー・マーレイ  スカーレット・ヨハンソン  ダニエル・J・トラヴァンティ  リズ・トレス  リン・シグペン  ヴィクター・スレザック

 製作総指揮と主演にショーン・コネリー。ローレンス・フィッシュバーン、エド・ハリスら個性派俳優が脇を固める。観る者を次々と裏切り続けるショッキング・サイコ・スリラー。

Photo_7   名優ショーン・コネリーが製作総指揮も兼ねて主演したサイコ・スリラー。死刑囚の無実を説くというプロットはありがちではあるが、次々と予測を裏切る展開の数々に、思わず引き込まれてしまう。コネリーの娘役に『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソンが扮しており、その少女時代の姿を見られるだけでもファンにはお得かも。監督は『バウンティ・キッド』などのアーネ・グリムシャー。

Photo_8  主演のショーン・コネリーは、文句なし! 脇役のローレンス・フィッシュバーンとエド・ハリスが凄いです! 悪役に見間違えてしまう刑事役と、異常な殺人鬼役ですが、この二人が物語を盛り上げてくれるのです。妻役のケイト・キャプショーは、「ブラック・レイン」では日本に出稼ぎに来ているクラブ・ホステス役でした。また、フロリダの弁護士役のネッド・ビーティーは、「ザ・シューター/極大射程」にも出ていました。このオッサンが実に渋いんですよ。


Photo_9  1986年、フロリダ州オチョピー。わずか11歳の白人少女ジョウニー・シュライヴァーが無残な死体で発見された。逮捕されたのは、黒人青年ボビー・アール(ブレア・アンダーウッド)。死刑判決を受けた彼は、8年後にある行動を起こす。死刑反対論を唱えるハーバード大学教授ポール・アームストロング(ショーン・コネリー)の元に無実を訴える手紙を出したのだ。過去に遡って調査を開始するポールの前には、次々と意外な事実が浮かび上がってくる……。

Photo_10  ある殺人事件の容疑で死刑の判決を受け、投獄されたてしまった黒人青年ボビーは数年後、偶然同じ刑務所の中で真犯人と出会う。彼は無実の罪を晴らす為、大学法学部教授のポールに一通の手紙を書く。調査に立ち上がったポールだが、調べて行くうちにこの事件の背景に隠された謎の存在に気づいてく……。 死刑廃止論者の法学部教授ポール(ショーン・コネリー)は、8年前に                           白人少女誘拐殺人事件の犯人として逮捕され、死刑判決を受けた黒人青年ボビー(ブレア・アンダーウッド)からの無実を訴える手紙を受け取り、早速事件の再調査に乗り出す。やがて真犯人を名乗るブレア(エド・ハリス)という男の存在が浮かび上がるのだが……。

Photo_11  死刑反対論者であるハーバート大学の法学部教授ポール・アームストロング(ショーン・コネリー)の許に、エヴァン・ジェリン(ルビー・ディー)という老婦人がやってきた。少女誘拐殺人の濡れ衣を着せられ、死刑監房に入れられている孫の命を助けて欲しいという彼女の申し出を一度は断ったポールであったが、もと弁護士の妻ローリー(ケイト・キャプショー)の説得で、事件の解明に乗りだすことに。フロリダに飛んだポールは刑務所のボビー・アール(ブレア・アンダーウッド)と面会、彼は警官タニー・ブラウン(ローレンス・フィッシュバーン)らの苛酷な取調べに屈し、自分が犯人であると告げたと語る。ポールは事件の起きた町オチョビーに赴き、閉鎖的な町の実体を垣間見る。そして黒人というだけで煙たがられていたボビーの身の上と、彼を犯人に仕立てるべくおざなりな捜査が行なわれていたことを確信する。再度刑務所に行ったポールはボビーの口から、同じ死刑囚で連続殺人鬼のブレア・サリバン(エド・ハリス)こそ真犯人であると知らされ、そのブレアも誇らしげに自分がやったと語った。ボビーの無実を立証できる様々な証拠を手にしたポールは再審を要求、ボビーは勝訴し釈放された。

Katecapshaw  ところが、ポールの妻ローリーと娘がボビーに誘拐される。ボビーの本当の目的はローリーを殺すことだった。ボビーは少女殺人事件の前にも犯罪(ストーカー行為)を犯して逮捕されており、その時警官たちの虐待に遭って去勢されてしまった。その事件の担当弁護士がローリーだったが、彼女は司法取引に応じ、それによってボビーは奨学金を打ち切られ、大学を去らねばならなかったのだ。彼女を逆恨みしたボビーは復讐を決意するが、数年後に犯した少女殺しの容疑者として刑務所に入れられてしまった。目的を達成するためには無実を勝ち取って出所するしかない。そこで敏腕な法律学者であり、ローリーの夫でもあるポールに白羽の矢を立てたのだ。ポールは、ボビーが真犯人であると見抜いていたタニーと協力し、家族の命を救う。

 無実の殺人罪で死刑判決の囚人、それを再吟味し、法廷で無罪とする。めでたし、めでたし!・・・、ならば「なぁんだ!」で終わってしまうのですが、ここからが本番! 観てからのお楽しみ!です。

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「キサラギ」

Photo_52006年・東映(コメディ)・108分
お奨め度: ★★★★
監督: 佐藤祐市
原作: 
古沢良太
出演: 
小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雅 香川照之 末永優衣

 今回は、「まろこ」さんからご推薦頂きました「キサラギ」という邦画のご紹介です。

 
ワン・シチュエーションでありながらスリリングに展開していく巧みな脚本を、個性派キャスト5人のアンサンブル で映画化した異色のハートフル・サスペンス。脚本を手掛けたのは「ALWAYS 三丁目の夕日」の古沢良太。監督は「シムソンズ」(女の子たちのカーリングのお話)の佐藤祐市。マイナーな グラビアアイドル、如月ミキが焼身自殺を遂げてから1年が過ぎた。彼女のファンサイトでは一周忌のオフ会を開催することに。集まったのは、サイト管理人の 家元(小栗旬)とサイトの常連、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、いちご娘(香川照之)という5人の男たち。最初はミキの思い出話に花を咲かせる彼らだったが…。

 小栗旬(時代劇「あずみ」)、小出恵介(青春ドラマ「パッチギ!」)、塚地武雅(ドランク・ドラゴン、コメディ「間宮兄弟」)、ユースケ・サンタマリア(「交渉人 真下正義」)、香川照之(戦争映画「出口のない海」)に出演していた、若手、お笑い、中堅俳優が出ています。

 個人的には、香川照之さんが好きですね。2000年・中国制作「鬼が来た!」という映画がありますので、あまり話題にはなりませんでしたが、ブログでも紹介して行きます。

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「ジョンQ/最後の決断」

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お薦め度: ★★★★★ 
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監督: ニック・カサベテス
出演: デンゼル・ワシントン ロバート・デュヴァル ジェームズ・ウッズ  アン・ヘッシュ  エディ・グリフィン  キンバリー・エリス  ショーン・ハトシー  レイ・リオッタ  ダニエル・E・スミス  ケヴィン・コナリー  ポール・ヨハンセン  ヘザー・ウォールクィスト  ローラ・ハリング

 この作品にもジェームズ・ウッズが高慢な医師役で出演しています。とても良い作品ですよ!

 イリノイ州シカゴ。ジョン(デンゼル・ワシントン)は、妻デニス(キンバリー・エリス)と9歳になる息子マイク(ダニエル・E・スミス)の3人で幸せに暮らしていた。だがある日、マイクが野球の試合中に倒れ、病院に担ぎ込まれる。診断の結果、心臓病を患っており、生き延びる方法は心臓移植しかないと判明する。しかし、リストラで半日勤務となっているジョンの保険は、高額な移植手術に適用されなくなっていた。ジョンは家財道具を売るなど金策に走り、親友のレスター(エディ・グリフィン)もカンパをしてくれたが、病院の理事長レベッカ・ペイン(アン・ヘッシュ)から無情な退院勧告が出される。我慢の限界に達したジョンは拳銃を持って救急病棟を占拠。医師や患者を人質に、マイクの手術を要求するのだった。

Photo1  ジョンは、真面目に働く善良な市民。妻もレストランで働き、息子はボディ・ビルダーの大ファン。平凡な家庭だったが、ローンを払えず車を業者に持っていかれてしまう。最悪な状況のなかで、最愛の息子が心臓疾患で倒れてしまう。

Photo12_2  必死で生きるジョンの息子マイク。  




Photo5  病院の理事長も、医師も冷たい対応しかしない。アメリカの医療保険制度を浮き彫りにしている。金持ちの為の医療は完全だが、低所得者には残酷な一面を見せている。同様に、以前紹介した「依頼人」という映画も、低所得者に対する医療保険制度の格差を嫌というほど考えさせられる。
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Photo4  病院に立てこもったジョンQを説得する、交渉人ロバート・デュバル(中央)、目立ちたがりの警察署長レイ・リオッタ(右)。


Photo10  病院の人質たち。この二人は、セレブな若者。彼女を酔ったうえ暴行し、怪我をさせてしまい病院を訪れて人質になってしまった。ジョンに歯向かうが、彼女への暴行がバレてしまい、人質たちからも疎まれてしまう。

Photo11  この男も、指を怪我して来院したところ人質になってしまうが、ジョンには同情的。ラストには、ジョンの身代わりになって、パトカーで移送される場面があり、「拍手」して送り出したいカットです。


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「サルバドル  -遥かなる日々- / SALVADOR」

Photo1986年・アメリカ(ヒューマン・ドラマ)・123分
お薦め度: ★★★★★ 
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監督: オリバー・ストーン
出演: ジェームズ・ウッズ  ジェームズ・ベルーシ  ジョン・サベージ  エルピディア・カリロ  エルピディア・カリロ  トニー・プラナ

 今回は、「時雨」さんのリクエストにより、ジェームズ・ウッズ主演「サルバドル」という映画をご紹介いたします。この作品が一番ジェームズ・ウッズのすべてを表現しているのではないかと、感じられます。

 フォト・ジャーナリストのボイルは、友人と2人で金を稼ぐ為、気軽な気持ちでエル・サルバドルへの旅に出た。ところが現地に入った彼らの目に映ったのは、“死の分隊”が統治する凄惨たる風景だった……。反逆者、不賛同者を容赦なく虐殺する“死の分隊”を操る残虐で抑圧的な政府への告発と、その政府を支援する合衆国に対して痛烈な疑問を投げかけた社会派ドラマ。

 無駄なエピソードは極力削られているように思います。主人公以外の人物の視線で見た主人公は描かれておらず、ほぼ全編、主人公からの「一人称」の視線で話は進みます。余計な伏線やドンデン返しもありませんが、飽きる事なく最後までしっかり観る事ができます。

W245379view1947年4月18日生まれ  アメリカ/ユタ州バーナル出身。 本名はJames Howard Woods。父が軍人だったため、各地を転々として育つ。大学はマサチューセッツ工科大学の政治学部で防衛分析を専攻。同時に舞台にも関心を持ち多くの舞 台経験を積む。卒業後、ニューヨークに渡り、オフ・ブロードウェイで小さな役をもらい本格デビュー。以後、舞台で活躍を続けオビー賞などを受賞。72年、 エリア・カザン監督「突然の訪問者」の主役で映画デビュー。「追憶」や「クワイヤボーイズ」で注目を受け、80年の「オニオン・フィールド」でその特異な キャラクターを活かした演技で高い評価を得る。その後「ヴィデオドローム」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を経て86年、「サルバドル /遥かなる日々」でアカデミー主演男優賞にノミネート。以降、バイ・プレイヤーとして社会派や犯罪映画に出演し強い印象を残している。

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